故 豊田敏男氏を偲ぶ

2018年2月19日

みなさん、こんばんは。
平成30年2月16日(金)に豊田敏男氏が亡くなりました。
豊田氏は「沖縄将棋の父」とも言える方で
長年にわたり、沖縄将棋界に貢献され、
沖縄の名だたる将棋指しの「先生」に
あたる方です。
豊田先生は将棋については、とても熱心で
時には厳しく、時には優しく指導されていました。
また、競技としてだけでなく、将棋を通して
「人生」をも指導されていました。
そのため、「豊田塾」を訪れる方は後を絶たず、
教え子は県の高段者を筆頭に無数にいらっしゃいます。
いずれも豊田先生の優秀な教え子です。
小生も数年前に将棋サークルを立ち上げた時に
右も左もわからず、「先生」のお店へご挨拶に。
将棋はマイナー競技でありながら、400年の
歴史を持ちます。
例えれば、入口は水たまりのように小さいのに
その深さは深海のようです。
将棋でわからないことがたくさんあり、もがく小生にも
優しく「頑張りなさい」と声をかけて頂きました。
多くの言葉より本当に小生のことを理解され、
かけて頂いた「言葉のチカラ」に感動したのを覚えています。
2月17日(日)の告別式にはたくさんの方が
参列され、先生を偲んでいました。
式場では、北島三郎さんの「歩」が流れていました。
将棋に人生をかけた一生がそこにはありました。
同じ指導者として、いつまでも手本にさせて
いただきたいと思います。
故人の御冥福を心よりお祈りいたします。
日本将棋連盟
沖縄県支部連合会 役員一同