大会で適用されるルールは以下の通りです。参加前に内容を確認しておきましょう。(2021/02/05 更新)
禁じ手
二歩
タテの筋に味方の歩がある場合、その筋に歩を打ってはいけない。
打ち歩詰め
歩を打って玉を詰めてはいけない。ただし、突いて詰めるのはよい。
行き所のない駒
次に行く所のない位置に桂、香、歩を打ったり、または成らずに行ってはいけない。
反則の処置
反則をおかし、または王手に気づかずに玉を取られた場合は反則負けとなる。投了後に見つかった反則は無効となる(投了優先)
ただし、対局に記録係が付いたときは、終局後であっても棋譜確認によって反則が認められれば反則行為が行われた時点に戻して反則負けが成立する。
また、記録係は対局中も反則を指摘し対局を止めることができる。
反則が判明する前に、同一棋戦の次の対局が始まった場合には、終局時の勝敗を優先する。
千日手
同じ局面が4回現れると「千日手」で無勝負となる。ただし、連続王手の場合は攻めている方が手を変えなければならない。
持将棋
持将棋とは、双方(少なくとも片方)が入玉(玉が敵陣3段目以内に入ること)し、どちらも相手玉を詰ます見込みがなくなった場合を言う。この場合の勝敗の決定は持ち点方式となり、27点法を採用する。
判定方法
- 玉を除いた駒のうち(盤上・持ち駒とも)、飛車と角を5点、その他の駒を1点と数える。
- 先手の場合28点以上の持ち点があれば勝ち。
- 後手の場合27点以上の持ち点があれば勝ち。
振り駒
平手の先手、後手を決める場合は、歩を5枚振って、表(歩)が多ければ振った人が先手、裏(と)が多ければ後手。重なったり立ったりした駒は無効。通常、上位者または年長者が行います。
予選リーグ
- 大会では基本的に予選リーグを3~4名1組で行い、2勝通過、2敗で敗退とする。
- 予選2回戦は1戦目の勝者同士、敗者同士で行う。
- 予選3回戦(決定戦)は同組の中では行わず、隣接する組の1勝1敗同士で行う。
- いずれの対戦も、係員からの案内の後に対局を開始する。
駒落ち対局時の駒割り(手合い割)
1段(級)差 | 下手先 |
2段(級)差 | 香落(左香) |
3段(級)差 | 角落 |
4段(級)差 | 飛落 |
5段(級)差 | 飛香落(飛と左香) |
6・7段(級)差 | 二枚落(飛と角) |
8・9段(級)差 | 四枚落(飛角と両香) |
10段(級)差 | 六枚落(飛角と両桂香) |